ブラック企業だけを渡り歩いたトシキの半生がコチラ

アイキャッチ画像 トシキコラム

こんにちは、トシキ(@toshiki_1073)です。

今回は自己紹介がてら、社会人になってからどういうわけか入る会社がブラック企業ばかりで、入社当初はホワイトっぽかった企業すらブラックになることから「ブラックメーカー」の異名までゲットした僕の遍歴をご紹介します。

暴力上司に悩まされた新卒時代

いきなりハードな感じですが(笑)

僕はデザイン専門学校卒業後、新卒でデザイン事務所に入社しました。

小さな会社でしたが、大手クライアントの仕事ばかりで、誰もが知っているご当地銘菓のパッケージデザインから、大きなイベントの販促ツールまでとにかく面白い仕事が多かった。

当時とりわけて能力が高かったわけでもない僕にとって経験値が積める魅力的な案件ばかりで、めちゃくちゃ薄給のうえ、毎日深夜帰りで23連勤とかしてましたが、毎日が勉強で全然苦に感じてなかったです。(若かったしね)

唯一にして最大の問題は上司の暴力

我慢できないことがあるといきなりキレる上司。

大声をあげながら部屋中のものを蹴っ飛ばして散らかして、暴言の嵐を相手に浴びせるヤベーやつ。

普段は紳士だし、アートディレクターとしてもデザイナーとしても能力がめちゃくちゃ高いんですが、とにかく急にキレて手がつけられなくなるので、職場にいる女の子は全員PTSDみたいになってたし、社長も放置しててほとんど災害扱いでした。

どうみても異常な光景なんですけど、先輩も社長も全員されるがままなので社会人になりたての自分は「ひぇ〜デザイン業界って厳しいなぁ」くらいに思ってたんですが、入社2年後のある日、事件がおきます。

社長が空気清浄機を、唯一の喫煙者だった上司にプレゼントしたんです。不在中に。机の上に置いて。

帰ってきた上司はそれを見るやいなや「俺が臭いってか!?あぁーっ!?」とか叫びながら机の上のものを手当たり次第にブン投げ始めました。もちろん空気清浄機も。

そのコンセントが鞭にように僕の指に当たり、肉を裂いて流血

その瞬間「何もしてないのになんでこんな目に合わなきゃいけないんだ?」と思って逆ギレし、妖怪大戦争の末、退職届を叩きつけて辞めました。今考えると超絶ブラックだったなー。

外食産業×デザイナー=ブラック・オブ・ブラック

続いて僕は某外食企業のインハウスデザイナーとして本社に勤務しました。

地元では有名な企業でそこそこ規模がデカく、待遇も前職と比較すると良かったのですが…。

入社一ヶ月で室長がクビになる。

なんか色んなとこで会社の悪口を言いまくってたのが発覚したっぽい。でも普通簡単にクビとか切れるかね?

その後入社一ヶ月の僕と同僚が実質トップデザイナーにされ、辞めるまでの5年間2人で仕事を回すことに。

この会社で僕はデザイナーとカメラマンとスタイリストを兼務していて、なおかつ土日の店舗清掃から駐車場の交通整備、果ては繁忙期の皿洗いからイベントのマイクパフォーマンスまで全部やっていたので、とにかく休みが少なく、帰りもめちゃくちゃ遅かった。

まさに外食業界とデザイナー業界のブラックなところを足して2で割らなかった感じ。

おまけに外食特有の病的なまでのご奉仕精神が横行していて「お疲れ様」というネガティブワードを使う代わりに「お元気様です!」と挨拶をし、朝礼では暗記した長文の経営理念を大声で唱和し、全員とハイタッチして締めるという徹底っぷり。

こんなアレな会社でもなんとか頑張っていたのですが、ここでも退職のきっかけとなる事件が起きます。

突然母親が危篤になった時の会社の対応

元気が取り柄の母親が、父の単身赴任先へ行った際に突然倒れ、意識不明のまま入院します。

僕も駆けつけました。医者からはいつ死んでもおかしくないと告げられました。

状況を説明し、その日病院に泊まる旨を会社に説明した際の反応は、

「わかった。じゃあ午前休にしてあげるから昼から来てね」(単身赴任先から車で4時間かかります)

「大丈夫、他の家族が見ててくれるから、任せてあげて」(他の家族にも仕事はあります)

でした。あ、この会社にいたら親の死に目に会えないんだ。

そう思ってから速攻で転職しました。今思うとここも超絶ブラックだったなー。

※ちなみに母親は奇跡的に一命を取り留めました。

ホワイト会社に入社するもキチ○イ上司に全てを狂わされる

次に入社したのは印刷会社のクリエイティブチーム。

ここは今までに比べると天国のような会社で、順調に出世を重ね、入社1年目でクリエイティブチームのリーダーとなり、新規クライアントをゲットしまくって社内外の評価もうなぎのぼりでした。

チームメンバーとやりたい放題やって、成果も出せるので本当に楽しく仕事ができてました。

そう、奴に目をつけられるまでは。

嫉妬に狂う上司、トシキを目の敵にする

デザイン課の課長は非常にネガティブで、会社のやることに文句ばかり言って足並みを乱しまくっていましたが、社歴が長いうえ、唯一まともなデザインができるデザイナーだったため誰からもお咎めがありませんでした。

しかし僕がリーダーに就任してからは環境がガラリと変わります。

営業は仕事を持っていっても適当にあしらう嫌われ者の課長ではなく、僕に仕事を持ってくるようになりました。

会社的にも僕のチームが中心に動けるように組織改編を進め、僕も無駄だと思った課の仕組みを自分でどんどん直して効率化してました(課長は何の役にも立たない無駄なタスクが大好きだった)。

おまけに20年近く務めた課長を含めほぼ全員が契約社員だったのに、入社まもない僕が正社員になってしまったため完全に嫉妬に狂います。

トシキを潰す仕組みづくりに勤しむ上司

長い時間をかけてじわじわと僕が働きにくい環境を作っていく課長。

トシキのチームが評価されないような評価査定の改変。

トシキのチームに負担が重くなるようなクライアント分配。

トシキの作った効率化のシステムに無駄なタスクを追加し機能不全にする。

トシキのチームの他のメンバーだけ適当な理由をつけて昇給なし。

パワハラやん。

もちろん昇給無しが続いた優秀だったデザイナーは辞めてしまった。

ちなみに彼が退職の相談をしに行った際の課長のセリフは

「そっか。まあ私は去る者は追わない主義だから!(ニッコリ)」だったそうだ。

もちろんこんなやばいヤツと仲良く仕事なんてできるわけもない。

ある日、退職者続きでデザインできる人がいなくなってしまった時に、さすがに仕事の振り分け方考えないとヤバいよって相談しに行った時に、

「まあでも仕事だから。トシキ君がなんとかするしかないでしょ!(ニッコリ)」とか言って定時帰り決めやがった時にキレた。キレて幹部全員集めて「課長がクソなせいで今会社が受けているデメリット」を丁寧に解説した後辞めた。

クリエイティブな企画職のはずが、騙されて飛び込み営業員に

最後は語るもおぞましい求人詐欺会社。

別記事でもがっつり書く予定だが、とにかく何もかもが真っ黒。

そこは支社が出来たばかりでオープニングスタッフを募集していたため口コミや前情報が全くなかった。

この頃スモールビジネスを始めたてだったので、スキルアップのために自分で企画営業が出来て、複業に理解のある会社を選んだ。

それが地獄の始まりとも知らずに。

営業未経験からトップリーダーへ

企画営業職、ということで入社したものの、最初は全員飛び込み営業からスタートするそうだ。

10年以上デザイン職だったので、もちろん飛び込み営業は未経験。

当然最初はボロカスだった。なのでクソ真面目に勉強しまくった。

結論として「テクニックはむしろ必要なく、いつもの雰囲気で数こなせば数字は取れる」という下手な鉄砲数撃ちゃ当たる理論でひたすら続けた結果、本当に契約がとれるようになってしまった。

また、この手の会社はコミッション(契約報酬)が低いことで有名だが、この会社はコミッションとボーナス金額が高く、商材自体もそこそこ魅力的だったので最初のうちは頑張れば本当に結構稼げた(後述)。

結果として会社の中でトップ争いをするチームリーダーになり、会社を引っ張っていくことになる…はずだった。

頑張れば稼げる(大嘘)!挑戦できる(大嘘)!企画職になれる(大嘘)!

リーダーになってしばらくすると、突然コミッション金額が下がった。

ボーナスのハードルもどんどん上がり、最終的にボーナスに達する人は1人もいなくなってしまった。

これらは全て後出しじゃんけん。

さらに大人数で戦略もなく毎日市内を回るので、どんどん回れるエリアも減っていき、数ヶ月もすると「前も来た」「何回も来てる」、しまいには「さっき来たよ」と言われる様に。

明らかに初期の頃と難易度が違うので、最後の方は仕方なく車出して遠征してました(自腹で)。

売り方も自由に企画できるという触れ込みで入社したので、自分含め仲の良いリーダーはしっかりした企画を立て、商材を変えたり、販売方法を変えることを提案しましたが、適当にごまかされるばかり。

さらには早ければ2ヶ月で企画職になれるはずという触れ込みのはずが、本社から来ている数年働いてるベテラン含めて全員が飛び込み営業。

求人広告にあった魅力的で多種多様な商材を売ることは出来ず、ウォーターサーバーの営業代理しかできない。

あ。求人詐欺だわこれ。

求人サイトの条件全部嘘だったし、面接で言われた条件も全部嘘。

入社前に先輩に聞いた労働環境も、商材も仕事内容も待遇も嘘。嘘。嘘ッッッ!

さらに元幹部からの証言で真実が明らかに

極め付けは、不審に思った同僚の1人が、過去に幹部まで昇進したにも関わらず辞めた元社員を探しあて、アポを取って会いに行っていました。

そこで語られた真実は、想像を上回るほど真っ黒な会社だったこと。

幹部になって最初にすることは高額のセミナー料を支払って従業員のマインドコントロール方法を学ぶこと。

そして、独立支援で出した新しい会社で同じビジネスモデルの飛び込み営業をさせられること。

これらを全てが伏せられたまま、延々と劣悪環境で働かされるのです。

すぐに従業員を集めて真実を打ち明け、マインドコントロール済みのベテラン以外の全員が辞めました。

いわゆる労働マルチでした。それも巧妙に手口が隠された。

後にも先にもここまでブラックな会社に関わることは二度とない。と思いたい。

念願の企画営業ができるクリエイターに転職

最後の会社は本当にクソみたいな会社でしたが、飛び込み営業でトップになるくらいの営業力がついたのだけは本当に役に立ちました。

スモールビジネスで培ったマーケティングのスキルと、デザインのスキルと、営業スキルを合わせた結果、今の会社で活躍することができているのは間違いないです。(デザインスキルだけじゃ入社すら出来てなかったと思う)

今は自分で企画書を作って、プレゼンして、クリエイティブの力でビジネスの課題解決をするというスモールビジネスでやっていることと完全にマッチした仕事をしているので、相乗効果で能力が上がっていっているのを実感できます。

色々ありましたが、ブラック企業を渡り歩いた結果、やりたいことができる環境を掴むことができました。

会社では企業を救い、個人では自分と同じくスモールビジネスを始めたい人を救っていきます。

救ってやりますとも。ええ。