売れないビジネスモデルで起業!失敗した実例

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こんにちは、トシキ(@toshiki_1073)です。

もう随分昔の話になりますが、美容師の友達が独立して店を持つことになって、お店のロゴデザインやフライヤーの制作をお願いされてオープンからガッツリ携わったことがあるのですが、今思うと「売れないサービス」の見本のようなビジネスモデルでした。

今だったら全力で止めてる。

今回は、そんなお金にならないサービスを作っちゃった「失敗事例」と、そうならないための「ビジネスモデルの作り方」のお話です。

誰にも必要とされないものを作っちゃう

友人は美容師さんで、同じく美容師の奥さんと一緒に独立して店を持つことにしました。

ここまではよくある話なんですが、話を聞いていくとどうやら誰もやったことのない新しいお店を作ろうとしてる様子。

 

「髪切った後にさ、本格的なバーで一杯飲めるんだよ」

「有名店のケーキも食べれる隠れ家みたいな落ち着ける美容室でさ」

「こんな店あったらいいなってずっと思ってたんだよね」

「で、調べて見たら誰もやってない。これはチャンスだと思った!」

 

と、内装からデザインからカフェのメニューまで、全てにおいてこだわり抜いたお店を設計。

しかも「こんなに安くて大丈夫?」と心配になるほどのお手軽料金!(まあ結局大丈夫じゃなかったんだけど)

 

こうしてありったけの「あったらいいな!」を詰め込んだビューティー&カフェ&バーがオープンしたわけです。

これまた美容室&カフェ&バーの激戦区であるお洒落街に。

多額の設備投資の末に生まれたこのビューティー&(以下略)の末路は、言うまでもないですよね。察してください。

「あったらいいな」はクセモノ

ビジネスモデルを考えてると、

「こんなのあったら便利なのになー」→「あれ?誰もやってなくね?」→「これチャンスじゃね!?」みたいな勢いでサービス作っちゃいがちなんですけど、

 

あったらいいなー

 

程度のものは大概、

 

なくてもいいもの

 

だったりします。

 

さっきの美容室の例で言うと、

髪切った後に一杯飲むのは別に他の店でもいいじゃないですか。

店出て5分も歩けばおしゃれなカフェもバーも山ほどあるんだもの。激戦区なんだし。

 

「何かここでしか受けられないような付加価値のある美容室を作る」という考え方自体は良いんですけど、この場合付加価値は「カフェバーがついている」だけなので、そもそも髪だけ切りたい人からしてみたら特に魅力のないお店なんですよね。

なくても困らないものにはお金は払わないです。僕は。

付加価値としての満足度も低かった

まあでもカフェバーとしての価値が単体で高ければまだ許せるじゃないですか。

「美容室を利用しないお客様でもくつろげるカフェバー」というコンセプトだったし、結構なお金をかけてお洒落な内装の店づくりもしてたしね。実際に利用しに行ったんですよ。

 

パーマ液の匂いが凄い

 

いやいやいや、お金払って飲食する場所でこの匂いはアカンでしょ。

料理の味とか雰囲気とかそんな話の次元じゃねーぞって話です。

 

「くつろげるカフェバー」=「お洒落な内装」

 

程度の認識で何の調査もせずにお店を作っちゃうからこんなことになるんですよね。

 

美容室単体としては、今通っている美容室から乗り換えるほどの魅力はない。

カフェバー単体としてはむしろアウト。

 

いよいよお金を払って利用する理由が見つかりませんね。

結局一回行って「二度と行くか」ってなりました。

「ないと困るもの」をつくると売れる

この例は、簡単に言うとサービスから先に作ろうとしてるから失敗しています。

(他にも山ほど要因はあるけども)

困ってる人もいないのに「こんなのあったら便利やろ!」ってノリと勢いでつくったサービスなので「便利だけど、お金を払うほどではないよね」ってことになります。

お金を払ってでも解決したい悩みにしか人はお金を使わないんですよ。

 

「こんな便利なサービスをつくった!」→「誰かお金払う人いる?」

ってやってるといつまで経っても売れるサービスが出来ないです。

 

正しい順番は

「こんな問題が起きている」→「それはお金を払ってでも解決したい悩みである」→「その悩みを解決できるのは自分のサービスだけである」

こういった順番で突き詰めて考えることが売れるビジネスモデルの設計方法になります。

 

皆さんも深夜のテンションで「めっちゃ良いアイディア思い付いた!」みたいなビジネスモデル設計はくれぐれもしないように気をつけてくださいね。

特に誰もやってないビジネスを思いついちゃった時は要注意です。

「誰もやってないビジネス」=「すでに誰かがやったけどうまくいかなかったビジネス」

ということがほとんどですから。

 

それではまた次回!